2025/04/19 19:33


4月22日(火) 大人の寺子屋余白で烏梅の講義と酸梅湯とおにぎり作りの実習を行います。

受講希望の方は大人の寺子屋余白のHPからお申し込み下さい。滋賀県大津市三井寺町
@terakoyayohaku

「烏梅」は中国から遣唐使が持ち帰ったものの一つで、梅の果実を伝統製法で燻製にしたもの。
漢方薬の原料として、また染料として日本で1300年の歴史があります。当時から薬として胃腸や肺、風邪や咳・熱の症状に効くと言われてきました。また、キク科の植物「紅花(べにばな)」と合わせることで鮮やかな紅色の染料ができることから、化学染料のない時代に欠かせない材料として重宝されていました。衣類用の繊維を染めるのはもちろん、口紅や頬紅にも使用され、歴史の中で日本女性を彩った「色」でした。

「烏梅」が奈良県月ヶ瀬梅林に伝えられたのは南北朝時代のことで、元弘元年(1331)、後醍醐天皇が敗戦落城の際、この地に逃れた近侍の女官達の一人が月ヶ瀬の梅を見て、助けてもらったお礼に、と烏梅の製法を教えたのが始まりといわれています。

日本で唯一、700年前から続く技術を守り続ける烏梅農家「梅古庵」十代目の中西先生による、『烏梅』の講義と実際に烏梅を使った酸梅湯(さんめいたん)作りの授業です。
作った酸梅湯は一袋お持ち帰りいただけます。

酸梅湯は、烏梅を中心とした中華圏ではおなじみの伝統飲料。のどを潤す、汗のかきすぎを防ぐ、胃腸を整える、身体の熱を取るといったはたらきが期待されます。

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