2022/08/21 20:36



紅花染めについて


草木染めに使う植物は、通常たくさんの色素を持っているのですが、紅花が持つ色素は黄色素サフロールイエローと赤色素カルタミンの2色だけです。

紅花から水溶性のサフロールイエローを捨てれば、美しいカルタミンだけが残ります。紅花染めはこのカルタミンだけで繊維を染めるので、魅惑的で鮮やかな紅色になるのです。

当店で行う紅花染めは化学染料以前の世界をなるべく再現したいと思っています。
カルタミンを溶出させるのには木灰汁を使います。
中和、発色、定着材には烏梅汁を使います。

手間暇がかかり、材料が高価で、色落ちしやすい紅花染めですが、鮮やかな紅色に染まった時の感激は格別です。是非一度ワークショップにご参加下さい。一緒に紅色染めを楽しみましょう。

#紅色
#紅花染め
#サフロールイエロー
#カルタミン
#化学染料以前
#烏梅
#梅古庵